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古屋兎丸「帝一の國 1」

友人に薦められて手にとった漫画ですが、これが面白い。
高校の生徒会長を目指す主人公が、謀略渦巻く政権闘争に勝ち抜いていくストーリー。

古屋兎丸(ふるやうさまる)の描く美々しいかんばせの青年たちが、高校生とは思えないエゲツナい戦いを繰り広げるのがたまらないです。

主人公の帝一(ていいち)は成績優秀、勝気でリーダーシップもあり、何より自分に尽くしてくれる智将榊原光明(さかきばらこうめい)を伴いまずは生徒会長第一候補。
しかし、まだまだ番狂わせを予感させるキャラクターが何人かいて、これからどんな権謀術数、血みどろの戦いが待っているかと思うとわくわくします。

キャラクターとしては、最初は実は腹黒いかと思った光明君が実に可愛らしく天然で、とにかくいい子で応援したくなる。
2巻は今年の秋頃になるようですが、非常に楽しみです。

at 20:46, yukiusa, 本の感想

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ガルシア・マルケス著「予告された殺人の記録」



ガルシア・マルケスの著書を読んだのは初めて。

一つの殺人をめぐるドキュメンタリーなのですが、解説によるとフィクションも混じっているとのこと。
私は何の知識も無く読んだので、完全に創作だと思っていましたが、ガルシア・マルケスはかなり綿密な取材を行い、ルポルタージュとして書いたようです。

ジャンルとしては、ミステリーとも言えますが、別に謎が解かれるわけでなく、被害者も犯人も最初から分かっていますし、動機もはっきりしています。
それどころか登場人物はほとんど、殺人が起こることを前もって知っており、それを被害者に伝えることができる状況でした。
にも関わらず殺人は衆人環視のもと、行われた。

とても奇妙な話ですが、数々の偶然や人々の思惑が淡々と描かれていく中で、すべてが運命だったのだ、と思わされてしまうところが怖いと思います。
また、その頃のスペインの政治的、歴史的な知識があればマルケスがこの物語を通して語りたかったことも見えてくると思います。

中編、というか少し長い短編くらいの分量ですが、無駄な部分が削ぎ落とされた表現がみっちり詰まっていてかなり濃いです。オススメ。

at 17:13, yukiusa, 本の感想

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